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2025/03/14 02:09


昔の俺は、みんなと同じ服しか着られなかった。無難な色、無難な形。流行ってるから、みんなが着てるから。それがオシャレだと思ってたってわけです。


何年か前にタイの買い付けに行った時に事件が起きた。現地の市場で虫を食わされた。「これ、うまいぞ」と勧められた「何かしらの虫」を意を決して口に放り込み噛み砕き飲み込んだ次の瞬間、あまりの衝撃に言葉を失った。クソまずい。」どう考えても食べ物じゃない。

「これ、何?」って聞いたら、蛾の幼虫だった。現地の人は笑いながら「ピーナッツみたいだろ?」ってバクバク食ってる。俺には信じられなかった。でも彼らにとっては、これは当たり前の美味い食べ物。俺の「食い物ではない。」っていう感覚が、ただの自分のルールに過ぎないことに気づき、その瞬間からは蛾の幼虫はクソまずい食い物に変わった。


そこでふと思った。「ファッションも同じじゃね?」 ずっと「これは変」「こんなの着れない」って思ってた服も、ただ自分の中のルールに縛られてるだけなんじゃないか? もしそのルールを壊せたら? もしかしたら、新しい「自分の当たり前」になって、今よりもっと自由に、もっと服を選べるんじゃないか?


だから、言いたい。1回虫を食え。

何かを壊した瞬間、世界は一気に広がる。